福留、休養十分!万全主将「やることをやるだけ」 対広島戦は打率・345
阪神の福留孝介外野手(40)が14日、関西での広島3連戦へ向けて意気込んだ。今季同戦は打率・345とカード別で1番の高数字を残している。前週は積極的な休養を挟んでおり、首脳陣の期待も大きい。同じく打率・344と広島戦を得意にしている鳥谷敬内野手(36)も“天王山”を前に気を引き締めた。
最高の状態で、首位・広島を迎え撃つ。関西の虎党が大勢駆けつける京セラドームでの3連戦。前売り券は既に完売している。阪神にとっての今季の“天王山”ともいうべき戦いは、休養十分の福留が頼りだ。
前週の6連戦は3試合でスタメンを外れた。12日・DeNA戦で3試合ぶりに「3番・右翼」で先発出場すると、1点を追う八回に投手への適時内野安打で同点とし、延長十回には左翼席へ決勝弾を放った。右中間への安打性の打球を好捕するなど、攻守にわたってチームを引っ張った。13日は欠場したため、2日間の休養を挟み、体調を整えて15日からの決戦に臨む。
首脳陣の期待も大きい。「昨日(13日・DeNA戦)も積極的な休養をとってもらった。明日(15日)から3つは頑張ってもらうよ。バッティング練習を見てても、休養明けは振れてるよね」と片岡打撃コーチ。広島との8・5差を追い上げるには、主将の勝負強い打撃が必要不可欠だ。
さらに今季の広島戦での好成績も後押しする。全17試合に出場し、55打数19安打、打率・345を誇る。敵地での今季開幕戦でも一発を放っており、そこから福留の本塁打不敗神話は継続中だ。
「自分たちのやることをやるだけ」。負けられない戦いを前に、福留の表情が一段と引き締まる。残り40試合。最後に笑うために、まずは地元関西で鯉封じ。大観衆の前で、フルパワーを見せつける。