藤浪、2回4失点も右打者に制球乱さず 24日先発で結果残して再昇格や

 「ウエスタン、阪神9-8ソフトバンク」(22日、鳴尾浜球場)

 先発の阪神・藤浪が予定通り2回を投げ、3安打4失点2四球でマウンドを降りた。左打者に2者連続被弾したが、課題だった右打者への投球には一定の手応えを得た。

 27日の巨人戦(東京ドーム)をにらんでのテスト登板だった。「感覚は良かったんで、結果でそれを示したかったんですが…」と藤浪。初回に1死一、二塁から右打者の4番・吉村に外角低めの勝負球を捉えられ、右前適時打を浴びた。さらに、左打者の5番・斐紹と6番・釜元に150キロ台後半の直球を逆方向に運ばれ、4点を失った。

 前回8月16日の広島戦(京セラ)では4回2/3を7安打3失点。7四死球は全て右打者に対して与えたものだった。だが、「特に抜けた感じもなかったですし、嫌な感じもしなかった」とこの日の右打者との対戦を振り返った。実際、前回登板で見られた右打者の上半身付近に抜ける球は一球もなかった。

 27日・巨人戦の先発候補について、掛布2軍監督は「藤浪、松田、竹安の名前が挙がっている。でも、藤浪になるんじゃないかな」と、再び背番号19にチャンスが与えられる可能性が高いことを示唆。まずは中1日で先発予定の24日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で結果を残し、文句なしの再昇格を勝ち取る。

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