福留の15号本塁打などで逆転 ヤクルト原樹を攻めて三回に一挙4点

3回阪神2死一、二塁、右越えに勝ち越し3ランを放つ福留=神宮球場(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト-阪神」(23日、神宮球場)

 阪神が1点ビハインドの三回、1番・糸井の左前適時打で同点に追い付くと、福留の15号3ランで勝ち越しに成功した。

 先頭の北條が左前打で出塁し、坂本も右前打でつないだ。続く岩田は犠打を試みたが、あえなくスリーバント失敗。流れを失いかけたところで、糸井に打順が巡った。

 1番での出場は6月9日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来。1-1からヤクルトの先発右腕、原樹が投じた3球目、内のスライダーを流し打ちした。詰まりながらも打球が三遊間を抜けると、二走・北條が懸命な走塁で同点のホームを踏んだ。糸井の4戦ぶりの安打は、3戦ぶりの適時打となり、同点に追い付いた。

 糸井は「打ったのはスライダー。チャンスの場面でしたし、打って同点に追いつくことだけを考えていました」とコメント。

 さらに西岡の空振り三振を挟んで福留だ。3球目の真ん中に甘く入った146キロを見逃さなかった。打った瞬間、フェンスオーバーを確信。主将はバットを放り投げて、ゆっくりと走り始めた。

 19日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、出場2試合ぶりチームトップの15号。「打ったのはストレート。思い切ってスイングした結果、たまたまですけど最高の結果になってくれました」と振り返った。

 糸井、福留のベテランコンビで一気にリードを広げた。

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