球児、満塁斬り!KO岩田救った 六回も0封で2勝目

 「ヤクルト4-7阪神」(23日、神宮球場)

 火がついた燕打線を見事に鎮火した。五回途中から登板した阪神・藤川が、1回1/3を1安打無失点に抑えて2勝目。反撃を粘りの投球で退け、試合の流れを引き戻した。

 1点差に迫られ、なおも2死満塁のピンチでマウンドに上がった。代打・中村に対していきなり3ボール。押し出しも頭によぎるところだが、藤川は冷静だった。カウント3-1から伸びのある直球でバットの芯を外し、平凡な遊フライに打ち取った。

 相手の反撃の芽を摘み取った投球を「特にないです」と冷静に振り返った藤川。審判の際どい判定に、思わず表情をゆがめる場面も見られたが、そこで崩れないのがプロ19年目のベテランだ。

 六回も続投し、1死からこの日3安打を放っていた山崎に15球粘られた。「別によくあること」と遊撃内野安打で出塁を許したが、次打者のバレンティンを見逃し三振。さらに、スタートを切っていた山崎を坂本が二塁で刺し「三振ゲッツー」を完成させた。

 金本監督は「あそこの満塁をしのいでくれて。3ボールまでいってちょっとヒヤッとしたけど」と好リリーフを評価。今季はリードを許した展開での登板が多かった藤川だが、まだまだ衰える年齢ではない。

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