「ウエスタン、阪神４－３ソフトバンク」（２４日、鳴尾浜球場）

　最終テストは軽快な投球でクリアした。阪神・藤浪が先発で１回、打者３人を相手に１安打無失点。最速は１５６キロだ。再昇格へと弾みを付けた１８球。２５日に１軍のチーム本隊に再合流する予定で、２７日の巨人戦（東京ドーム）の先発にＧＯサインが出た。

　先頭・城所には２－２から、１５６キロで見逃し三振に抑えた。上位から左打者３人が並んだ打線。初めての右打者となる、塚田は２死二塁で迎えた。指に掛かった球がベース手前でワンバウンド。捕手・岡崎がうまく処理して二塁に転送し、飛び出した二走・川瀬をタッチアウトにした。

　思わぬ幕切れとなったが、１８球中でボールは６球。直球、変化球とも抜け球はなかった。「悪くなかった。個人的にはボールのタッチは前回の方が良かったけど、結果として悪くなかったのはよかった」。２２日の同戦では２回を投げ、左打者に２被弾など３安打４失点。結果は伴わなかったが、２度の実戦マウンドで手応えを得た。「肩、肘に負担は掛かるんですが。自分の中では放らせてもらったのはよかった。しっかり準備できました」

　今後は中２日でＧ戦に挑む。「納得いく（計）３回だったと思う。いい状態で巨人戦のマウンドに上がっていく。期待したい」とは掛布２軍監督。４回２／３を７安打３失点、７四死球した１６日・広島戦からの最短復帰。変化はマウンドで証明する。