能見は5回3失点 4勝目の権利得て交代 「変化球活かすことができた」

5回攻撃中に香田勲男コーチと話す阪神・能見(左)=東京ドーム(撮影・園田高夫)
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 「巨人-阪神」(26日、東京ドーム)

 阪神先発の能見篤史投手(38)が、5回を投げ3失点でマウンドを降りた。4勝目をかけたマウンドで、勝ち投手の権利を持っての降板となった。

 立ち上がりから、巨人打線を手玉に取った。3回までに許した安打は2本。得点圏に走者を背負っても、落ち着いて後続を打ち取り、先発として役割を果たした。

 唯一失点を許したのは、四回だ。先頭のマギーに四球で出塁を許すと、その後1死を挟み、4番・阿部には中前打を浴びた。1死一、二塁で、5番・村田と勝負。だが、真ん中に甘く入ったフォークを強振され、フェンス直撃の適時二塁打を許した。四球から、巨人打線に連打を浴び、1点を失った。

 その後、長野を空振り三振に斬って取ったが、2死二、三塁で今度は石川にスライダーをはじき返された。これが中堅の頭上を越える適時二塁打に。さらに2点を失い、5-3と点差を縮められた。

 それでも五回は、きっちりと三者凡退。「早い段階で点を取ってくれたので思い切って投げることができました。ストレートをしっかり投げることで変化球を活かすことができましたが、4回の投球でもう少し粘りが必要でした」とコメント。5回を投げ、5安打3失点。78球にまとめ、リリーフ陣に後を託した。

 能見は7月1日のヤクルト戦(甲子園)での3勝目を最後に、6試合白星なしの3連敗中だった。また、巨人戦での白星は、2015年7月22日までさかのぼり、4連敗中だった。

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