阪神4連勝 中谷が逆転2ラン、鳥谷も4号弾で2000安打まであと「7」

8回阪神、逆転の2ランを放ち、ガッツポーズしながらダイヤモンドを回る阪神・中谷将大=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神5-3中日」(1日、甲子園球場)

 阪神が中日に逆転勝利。4連勝を飾った。劣勢となった1点ビハインドの八回、中谷が起死回生逆転2ランを放った。

 試合は序盤、阪神が優勢だった。101代4番に座った大山が三回、2死一、二塁で左翼線を破る適時二塁打で先制すると、四回には青柳の中前適時打で追加点。2点のリードを奪った。だが、七回に青柳が無死満塁のピンチを招き、代わった桑原が代打・松井佑に2点適時打を浴びると、遊撃・北條の適時失策でこの回3失点。6回0/3を3安打3失点で、目前にあった白星はスルリと消えた。

 だが、攻撃陣が奮起する。八回、1死から大山が四球で出塁。続く中谷だった。フルカウントから6球目。高めに浮いたスライダーをフルスイング。高々と舞った打球は左翼ポール右、中段に飛び込む特大の17号逆転2ランとなった。興奮のベンチは総立ち。甲子園の大歓声はしばらく鳴りやまなかった。

 さらに鳥谷が通算2000安打にあと「7」とする4号ソロで続くと、九回はドリスが抑えて34セーブ目。4連勝を飾った。首位・広島も勝利したため、ゲーム差は変わらず5・5。それでも終盤の劣勢をチーム一丸ではね返した。シーズンも終盤にきて、価値ある1勝となった。

 お立ち台には二人が上がった。中谷は「なんとかつなごうと思って打席に入った。何も考えていなかった。(感触は)最高で切れないでくれと思って走った。(神宮で3試合連続から不振になり)バットも持ちたくなく、野球もしたくないと思ったが、努力が報われ、大きな1本になった。(続いた鳥谷は)格好良かったです」などと語った。

 鳥谷は前打者・中谷に一発に「打った瞬間行った思った」と語ると、自身の追加砲については、「自分のホームランもいい1点になったが、中谷で逆転していたので気楽に打てた。(甲子園今季初アーチ)ホームランバッターじゃないのでまぐれで打てたようなもの」と謙虚に振り返った。

 2000安打まであと7本となったが、「(周囲の視線に)早く達成して楽になりたいなと思う。個人的な本数は気にしてないが、周りの方が気にするようなことをするので、少し気にするようになった。甲子園は来週もあるので打ちたい」などとクールに話した。

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