掛布2軍監督退任…後任は今岡2軍コーチ有力 四藤球団社長「次に託す」
阪神・四藤慶一郎球団社長(56)が10日、西宮市の虎風荘内で掛布雅之2軍監督(62)の退任に関して取材に応じた。2年間の成果を称えた上で、育成方針の見直しの必要性に迫られていた実情もあり今回の形となった。
「(2軍の)将来的な展開を考えていく中で、端的に言うと、世代交代的なものも考えていく必要があるのかなというところで、次の指導者に託そうかなという考えです」
四藤球団社長が「全体的な底上げもできて、成果も上がってきてますので」と話す一方、2軍で伸び悩む若手が見られたのも事実。生え抜き育成のため、自主性を重んじること以上に、より厳しく鍛えていく強化方針の重要性を確認。2軍のさらなるレベルアップを図る上での決断となった。
後任は未定だが、球団内部の昇格や配置転換を検討している。今岡真訪2軍打撃兼野手総合コーチ(43)らの内部昇格の可能性がある。