阪神・金本監督、負傷退場の俊介を糾弾「あそこでサインミスする方が悪い」

10回、負傷した阪神・俊介をベンチから見守る阪神・金本知憲監督=甲子園
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 「阪神2-2巨人」(14日・甲子園)

 阪神の俊介は、本人にとってもチームにとっても痛い負傷退場となった。

 延長十回1死一塁で迎えた第5打席。初球でバスターを試みようとしたが、カミネロの直球が内角高めに抜けてきた。慌てて体を回して避けようとしたが、間に合わずにボールは右肩付近を直撃。判定はスイングでボールデッドとなり、三塁へ進んでいた植田は一塁へ戻された。

 俊介はその場に倒れ込み、慌ててトレーナーが駆け寄るも起き上がれず。その場に担架が運ばれてきたが、最後はトレーナーに付き添われながら歩いてベンチへ退いた。

 だが金本監督は試合後、「あそこでサインミスする方が悪い。あんなサインないんだから、あそこで」と厳しく糾弾。あの場面、ベンチのサインは送りバント。2死二塁の状況にした上で、代打を送って一打サヨナラの勝負をかけたかった。

 それだけに「ちょっとタイムをかけて。いい経験者なんだから、そういうところでできるので使ってるんだから。厳しいことを言うけれど、あそこでサインミスは痛いですよ。中堅がしっかりしないと」と指揮官は苦言を呈す。幸いにも俊介自身は試合後、病院へは向かわずクラブハウス内でアイシング治療などを行った。

 片岡打撃コーチは「当たっているからね。明日の状態を見てみないと」と慎重な姿勢を示したが、重症ではない模様。残り13試合、挽回するチャンスは残っている。

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