阪神・安藤【引退・一問一答(1)】金本監督のねぎらい 冗談っぽく「もう限界やな」
阪神・安藤優也投手(39)が15日、兵庫・西宮市内のホテルで引退会見を行った。金本知憲監督からは16年の現役生活を労い、冗談めかして「もう限界やな」と声をかけられたと明かした。安藤も「限界ですね」と答えたと笑顔で語った。以下、一問一答の要旨。デイリースポーツでは(1)から(3)に分けて、引退会見の模様を伝える。
(安藤が引退を報告)「本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。今季をもちまして私、安藤優也は現役を引退することを報告致します。16年間、ありがとうございました」
-16年間の現役生活、お疲れ様でした
「ありがとうございます」
-引退を決意した、今の気持ちは。
「一番はホッとしています。肩の荷が下りたというか、体の心配をしなくていいんだなって。一番はホッとした気持ちです」
-引退を決意した一番の理由は。
「何点かあるんですけど、一番はやっぱり体力的な衰えが…今年は結構あったかなってところで。毎年、年(年齢)を重ねるごとに衰えは感じていたんですけど、今年は特に思うような動きができなかったり、思うようなボールが投げられなかったり…そういうのが結構ありましたし。年齢的なものもありましたし、限界に近づいてきたかなってことを…。今シーズンは一度も、1軍で投げることができていませんでしたので、戦力になれていないっていう現実を…。若いピッチャーが成長しているのを感じながら、総合的に判断して引退を決断しました」
-いつ頃から引退を考え始めたのか。
「8月に入ってからは頭の片隅にはあった。9月に入ってから考えるようになって、(今月)12日に正式に決断をしまして、球団の方に引退しますと伝えました」
-球団に報告し、何という言葉をかけられたか。
「ねぎらいの言葉をもらいました」
-金本監督やチームメートに報告は。
「決断した12日の夜に、監督に電話させていただいて、そのあとにチームメートに順番に報告しました」
-金本監督にはどのような言葉をかけられたのか。
「監督からもねぎらいの言葉をいただきまして。でも冗談っぽく『もう限界やな』って言われました(笑)」
-その時、何て答えたのか。
「冗談っぽく、『限界ですね』って伝えました(笑)」
-引退を決断するにあたって、誰かに相談はしたのか。
「基本的には自分でじっくり、ゆっくり考えたんですが、家族、両親には一番最初に相談して。いろいろな感情もありましたけど、家族と両親に相談したって感じです」
-ご家族はどのような反応だったか。
「覚悟はしていた…。年齢的なものもあるので、ある程度のことは覚悟してくれていたみたいですけど、お疲れ様でしたっていうねぎらいの言葉をもらいました」
-お子さんの反応は。
「あまり野球に興味がない子なので、反応は薄かったですけど、逆にそれが返ってよかったと思います」
-奥様からは、どのような言葉をかけてもらったのか。
「『本当にお疲れ様でした』と。『長い間、よく頑張ってくれました』っていう言葉を言ってもらいました」