金本監督 大山に「そろそろ結果残さないと」 アピール打を期待

 阪神・金本知憲監督(49)が22日、23日のヤクルト戦(神宮)に向けて広島から東京に移動。シーズン残り10試合という状況の中、大山悠輔内野手(22)への期待を口にした。

 「(フォームが崩されないのは)すごいよ。菅野のスライダーとかには泳ぐけど、あれは誰でも(泳ぐ)。理想的な泳ぎ方。ちょっと開きが(あるけど)ね」

 高い評価は変わらないまま。8月は27試合で打率・313だった中、9月に入ってからはここまで15試合で打率・148。思うように結果は出ていないが、打撃フォームが崩されているわけではない。「タイミングが合ってないことはないんやけど、ちょっとおかしなところに当たってるよな」と分析する。

 ただ、CSは短期決戦の負けられない戦いのため、状態のいい選手を起用することが重要になる。そのため「そろそろ大山も(結果を残さないと)ちょっと外さないといかんな。いい意味でね」と話す。経験を積ませていきたくても、それだけで使い続けるのも…という思いがある。

 「難しいよ。使い続けるのも育成、勘違いするなよと、打たなかったら使わないと現実を見せるのも育成だから」と金本監督。この日の大山は、他の選手らと東京入り。対戦打率・281と相性のいいヤクルト相手に、アピールの一打を放ちたいところだ。

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