マテオ “ジェフ超え”金字塔へ 球団外国人記録43HPへあと1
阪神のマルコス・マテオ投手(33)が22日、“ジェフ超え”を誓った。現在リーグトップの42ホールドポイントで、現駐米スカウトのジェフ・ウィリアムスが07年にマークした球団の外国人記録43まであと「1」。残り10試合となったシーズンで歴史に名を刻む。
レジェンドの大きな背中がマテオの視界に入ってきた。07年、ウィリアムスが記録したシーズン43ホールドポイント。球団史を彩る金字塔へ、いよいよカウントダウンが始まる。「チャンスは生かしたいです」。誇らしげに胸を張り、堂々と語った。
「近づけているというのは、すごくうれしいことだと思います」
右腕は今季、ここまでチーム3位タイの59試合に登板し、42ホールドポイント、防御率2・95。勝利の方程式の一人として、主に守護神・ドリスへとつなぐ役割を十分に果たしてきた。7月には初のオールスター出場も果たし、来日2年目で日本球界を代表するリリーバーとなった。
「刺激し合うのはいいことだと思いますし、2人で成績を残せているのがうれしいです。2人でいい成績を残せているので、(チームは)今の位置(2位)にいると思います」
共にブルペンを支えてきた桑原の存在が、助っ人の心にさらなる活力を与える。同じく勝利の方程式を担う背番号64は、チームトップの64試合に登板。41ホールドポイントと抜群の安定感で、チームを何度も救ってきた。
「最優秀中継ぎ」のタイトルは、2人の右腕に絞られる。まずは、シーズン2位を確保することが先決だ。その先に、偉業達成の瞬間が待っている。