福留、糸井、鳥谷よ奮起せよ!金本監督2位死守へベテラン指名

 阪神の金本知憲監督(49)が26日、DeNA3連戦(27日~・横浜スタジアム)へ向けて福留、糸井、鳥谷のベテラン3人をキーマンに指名した。2勝すれば本拠地・甲子園でのCSファーストS開催が確定する状況だが、打線は2試合連続完封負けを喫するなど低迷中。一刻も早く本拠地開催権を手にするために、ベテランの戦う姿勢を求めた。

 打線が異常なまでに低迷する中、頼れるのは経験豊富なベテランしかいない。眼下のライバルに2試合連続完封負けを喫する中、敵地へ乗り込んでの3連戦。金本監督は「気を抜かずにというか、消化試合みたいな雰囲気でやらないようにね。そこはベテランがね。糸井、トリ、孝介が引っ張ってくれるんじゃないかなと思う」と期待を込める。

 ホーム2連戦で指揮官の目に映ったのは、明確な目標を見いだせずに漂流しているような打線。広島の連覇が決まり、DeNAには連敗しても3・5ゲームの差はあるが…勝負の世界は何が起こるか分からない。

 25日の試合後には「気持ちも伝わってこないものもあるし。淡泊になっているというか、あるんじゃないですかね、そういうのが」と危機感を口にしていた金本監督。その空気を打破できるのは、経験豊富なベテランしかいない。「彼らがそういう雰囲気、姿勢を出すかによってね。打席でもそうだし、守りもそうだし。走塁とか、彼らが(雰囲気を)作ってくれることを願うしかない。やるのは選手たちだから」と信頼を寄せる。

 加えて27日の初戦に先発してくるのはルーキー左腕の浜口。ここまで白星なしの3連敗と苦手にしている相手だが、右打者の被打率・248に対し、左打者には・273と苦にしているデータが残る。「チェンジアップが右は打ちづらい」と金本監督が明かしたように、打線の軸を任せられるベテランの左3枚がどういう打席内容を見せるか-。そこが攻略のポイントになる。

 この日、福留、鳥谷、糸井は静養し、横浜へ移動。チームはロジャースを2軍に降格させ、調子を上げてきたムードメーカーの新井良を昇格させた。打線に漂う重苦しい雰囲気を振り払うには、ベテランの奮起が何ものにも代えがたい特効薬になる。

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