阪神3年ぶり本拠地CS 金本監督一問一答「今年は中堅が意地を見せてくれてる」
「巨人1-5阪神」(30日、東京ドーム)
阪神が巨人に競り勝ち、今シーズンの2位が確定した。本拠地でのCSファーストS開催は、3年ぶりとなる。
金本監督は試合後、次のように語った。
(テレビで)
-140試合目で2位確定。
「優勝こそできなかったんですけど、その後の目標が2位ということだったんで、ホッとしてます」
-ここまで苦しい時期もあった。
「やっぱり、中盤から後半にかけて、先発投手陣のケガとかいろいろアクシデントがあったりして、その分リリーフがカバーしてくれましたけど、本当にちょっときつかったですね」
-今日の岩貞は?
「コントロールに苦しんでましたけど、悪いなりに5回、梅野もしっかりリードしてくれて。どうにか持ったという印象です」
-六回以降は盤石のリリーフ陣。
「そこがうちの一番の強みで、ほぼ完ぺきで。七回以降は9人で終わったんですかね。完ぺきでした」
-俊介が活躍。
「昨日打てなくてどうかなと思ってたんですけど、片岡コーチが『俊介でいこう』ということで。ナイスアドバイスでした」
-明日で巨人戦最終戦。まだCSで対戦の可能性もある。
「そういう可能性もありますから、最終戦になりますけど、勝ちたいと思います」
(続いて囲みで)
-上本は?
「大丈夫みたい。ちょっと震えとったから、あら…と思ったけど、大丈夫みたいなんで」
-俊介が仕事。
「今日どうしようかなと。高山も(昨日)打ってたしね、中谷も使いたかったけど、片岡が引き続き『俊介に賭けよう』というので。まあ3点に絡んでくれて」
-今年いい働きを。
「30歳にしてチャンスが少ない中、どうしても若手が優先されるのは当然なんですけど、その中でよく、若手の不調のスキをついて、力を示してくれてるので、今は欠かせない戦力になってきましたね」
-今日のスタメンの決め手は?
「僕は違う選手を思い浮かべてたんですけど、今日は梅野にしても全部、ほぼコーチ陣が決めたスターティングメンバーで。継投に関しても僕は何もしてないので。今日は僕はイエスマンでした(笑)」
-大山には今日、練習で指導を。
「それはそんなに、すぐに試合で効果が出るようなあれじゃないんで、関係ないと思うけどね」
-状態は?
「昨日、つまったけどセンター方向にいい打球というか、いい方向に出たんでね。守りも考えて、中谷と迷ったけど、今日はしっかり守っていこうというので、大山の方がファーストに関しては中谷より上なんで」
-今年は中堅が目立っている。
「今年は中堅がね。去年は若手が出たけど、今年は上本、俊介、大和と中堅が意地を見せてくれてる」
-守備を含めて選手の気持ちが出ていた。
「自力で2位をつかんでくれて。特に八回の攻撃なんか若手も、中堅で俊介も。マシソンから2イニングで3点だから。全部まっすぐをとらえてくれて。マシソンも調子が悪くても、なかなかマシソンのまっすぐは打てないからね。それでみんなストレートを打ってくれたんで。見事でしたね、あの回は」
-改めて2位の原動力はリリーフ?
「一時、勝てなくなったのはリリーフに疲れが出始めた時で。リリーフがそろえばうちは勝てると。そういうチームですから」
-去年より気持ちの強さもある?
「プレーに出てると思うし、やっぱり中堅の力が大きいね。ベテランもしっかりやるのは当然ですから。あの3人は」