ドリス、セーブ王決定 竜敗戦で田島2差まま!初タイトル 狙うは単独記録
阪神のラファエル・ドリス投手(29)が4日、最多セーブのタイトルを確定させた。今季36セーブをマーク。2差で2位につけていた中日・田島がこの日のDeNA戦でセーブを挙げられず、両チーム残り2試合ずつとなり、ドリスの初タイトルが決定した。
狙うは“単独セーブ王”だ。5日から甲子園で中日2連戦。田島がこの2試合で共にセーブを挙げれば、36セーブでタイトルを分け合うことになる。単独獲得の条件は2連戦のどちらかでセーブを記録するか、田島を登板させない展開に持ち込むこと。「セーブのタイトル?たぶんいけるだろう」。単独タイトル獲得へドリスが発した言葉は自信に満ちていた。
今まで通り自身の役割を全うする。今季ラスト2連戦へ「仕事をするだけだ。明日も仕事をする」とやる気。この日は甲子園での全体練習に参加。ブルペンに入り、これまで同様に出番に備えた。
ベンチもアシストする。金本監督は「ドリスは足し算だから計算しやすいのはしやすいね。落ちることがないから」と守護神の登板機会を見据える。
登板62試合を経てつかんだセーブ王のタイトルは、阪神では呉昇桓が41セーブで獲得した2015年以来。今度は己の右腕で単独での栄誉を勝ち取る。