バース氏、阪神日本一に太鼓判「パワーヒッターいるから大丈夫」
阪神の史上最強助っ人で1985年の日本一に貢献したランディ・バース氏(63)が14日、神戸市内で「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」のイベントに参加し、古巣にエールを送った。
会場に姿を見せると第一声「タイガース イズ ナンバーワン!OK?」と来場者に呼びかけた。イベントを行っている最中に、阪神がCSファーストS初戦でDeNAを下すという絶好のタイミング。「控室で試合を少し見たよ」と声を弾ませ「2ランで勝ったみたいだね。厳しい戦いは続くが、僕の現役時代のようにパワーヒッターがいるから大丈夫だよ」と、2度目の日本一へ太鼓判を押した。
短期決戦については「初戦が大事」と力説した。「初戦を取らないと後が苦しくなるからね」と説明し「阪神は2位だからファイナルSに進出しても広島にアドバンテージはあるが、初戦、2戦目と勝っていけば大丈夫。広島はいいチームだから阪神はすごく頑張らなければいけないけどね」と話した。
現在は米オクラホマ州議会の上院議員を務める傍ら年に数回、来日しイベントなどに参加している。この日は来場者156人と握手や写真撮影で触れ合った。「阪神ファンは世界一だ。いつも来てくれる人もいて、85年当時の話をしてくれるから、とてもうれしいよ」と笑顔を絶やさなかった。