金本監督「絶対勝ち上がる」 泥試合から一夜、救援陣に恵みの雨

 阪神・金本知憲監督(49)が16日、CSファイナルS進出をかけた17日のDeNA戦に向けて意気込みを口にした。DeNAと同じ条件とはいえ、この日の天候不良による中止で、連投していた桑原とマテオが休めたことはプラス材料となった。選手には前日の悪天候の中での敗戦を引きずる様子もなく、1日挟んだ「恵みの雨」を生かし、強い気持ちでDeNAに勝ち切る。

 2日連続での“泥試合”とはならない。室内での練習中に発表された、天候不良による試合中止。「(中止でなければ)もう選手がダメでしょ、かわいそうすぎるでしょう」。金本監督は時折笑みを浮かべ、「決戦」への思いを口にした。

 「何がなんでもという、絶対に勝ち上がるという気持ちを持って欲しいし、僕は(選手はその気持ちを)持ってると思う。メンタルも整えてくれてると思うし、それをそのままグラウンドで出してくれればいいと思う」

 悪天候の中での15日の対戦は21被安打13失点で敗戦。一夜明け、その黒星を引きずるような選手は「ないように見えたけど」と話す。指揮官自身も気持ちは切り替わっていた。

 練習の合間には、前日の強行開催についてNPBの杵渕セ・リーグ統括から説明を受けた。「負けた方が何だかんだ後から言っても、何言ったってそのせいにしようとしてるとしか聞こえないから」。恨み節は一切なし。この日の「恵みの雨」を挟み、17日の試合に全てをかける。

 「(連投中の桑原とマテオにはいい雨かと問われ)そうでしょう。お互いだけどピッチャーも投げにくかったと思うし」と金本監督。ファイナルSに進出すれば17日から最大7連戦となるが、まずDeNAに勝つこと。香田投手コーチも「(雨で)いいメンテナンス、休養ということがある」と話し中継ぎ陣の休息を前向きに考え、総力戦で挑む。

 「(前日の)ああいう状態でやると、体の疲れとかが絶対に、いらない力とかも入ってるだろうし。そこら辺が1日空くというので、明日いいコンディションでできるというんだったら、そういう意味でもね」

 金本監督の選手への信頼は揺らがない。同じ条件とはいえ、ベストコンディションで戦う大一番。甲子園の大声援の後押しを受け、一丸となって戦う。

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