矢野2軍監督就任へ 2軍投手部門に安藤 3年目「金本体制」着々 

 阪神・矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(48)が、来季から2軍監督に配置転換される方向で最終調整中であることが17日、分かった。シーズン中から片岡打撃コーチとともに候補者の一人に挙がっていた。2軍はコーチ陣を含め新たな体制を敷く形となり、3年目となる金本阪神の戦いを支えていく。

 CS敗退を受け、金本阪神3年目の組閣も急ピッチで進む。矢野作戦兼バッテリーコーチの2軍監督への配置転換へ向け「そういう方向で進んでいる」(球団幹部)と、最終調整の状況だ。

 矢野コーチは15年の就任後、若手捕手の育成に力を注ぎ、試合中の作戦面や継投に関しても、金本監督や香田投手コーチと連係を取りチームに貢献してきた。その中で来季からは、新たに2軍監督としてチームを支える方向となった。

 また、矢野コーチが配置転換されれば、今季は2軍バッテリーコーチを務めた山田2軍監督代行の、1軍バッテリーコーチへの昇格が濃厚。それに伴い、藤井2軍育成コーチが2軍バッテリーコーチとなる方向だ。

 2軍の投手部門では、久保2軍投手チーフコーチが今季限りで退任したため、福原2軍育成コーチが2軍投手コーチへ内部昇格となる見込み。今季限りで現役引退した安藤は、2軍の投手部門で若手の育成を任される立場として入閣する。

 2軍の打撃部門は浜中2軍打撃コーチに加えてあと1人、球団OBを基本線に外部招へいする方針で進めている。近日中に来季のスタッフを発表できるよう調整を図っていく。

 4位に終わった昨季とは違い、今季は2位でフィニッシュ。チームとしての成長は見られたものの、まだまだ発展途上であることには違いない。1軍での優勝を目指す上で、2軍での選手の育成は不可欠なもの。新たな体制で、来季のさらなる飛躍を目指していく。

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