金本監督がオーナー報告 CS敗退に「無念さ、悔しさでいっぱい」

シーズン終了の報告を終え記者会見する阪神・金本知憲監督=阪神電鉄本社
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 阪神の金本知憲監督(49)が18日、大阪・野田の電鉄本社で、坂井信也オーナー(69)にシーズンの報告を行った。2年契約の2年目が終了。約30分の会談後、四藤慶一郎社長(57)とともに会見を開き、シーズン2位で終わったことへの課題と謝罪、来季に向けた収穫などを語った。

 「(オーナー報告では)やっぱり我々は優勝を目指してやってきている。優勝できなかったことへの…力及ばず申し訳ありませんでしたということで。その中で『2位でよく頑張ってくれた』と。すごく恐縮しています」

 「超変革」から、「挑む」をスローガンに掲げた2年目の指揮は、シーズン2位で終了。前日17日にCSファーストS・DeNA戦に敗れ、今シーズンの全日程が終了した。敗退から一夜明けても「悔しいですね。勝てなかったので。なんとしても日本シリーズというのはあった。無念さ、悔しさでいっぱいです」と胸中を吐露。「めちゃくちゃ悔しい。腹がたちますし。ムカムカして。情けなさというか、自分の力のなさを痛感しています」

と続けた。

 誤算として挙げたのは、助っ人野手と先発投手の2人。今季はキャンベル、シーズン途中にはロジャースを獲得したが、目立った活躍はなく終盤は日本人選手だけでオーダーを組んだ。「誤算ですか(笑)。言っていいか分からないですけど、外国人のバッターですかね。ほぼ日本人選手、国産で戦ってきましたから。もう少し打ってくれる選手がいたたら…というのが、誤算と言えば誤算ですね」。さらに先発投手では藤浪、岩貞の2人の名前を挙げて、来季に向けてハッパをかけた。

 「メッセンジャーはケガありましたけど、最後は戻ってきてくれましたし。よくやってくれました。秋山もよくやってくれました、でも、名前をあえて挙げるなら藤浪、岩貞。この2人が最低2桁はは勝ってくれるものと計算していた。来年奮起してもらって。今年の分も来年、悔しさをぶつけてほしい」

 それでも、昨年の就任1年目は64勝76敗3分け、借金「12」で4位に終わった。今季は伸び悩む若手もいた中、ベテランや中堅の奮闘もあり、最終的に78勝61敗4分け、貯金「17」の2位。独特の雰囲気の中での戦いとなるCSの舞台も経験した。

 今季で2年契約が終了。7月には坂井オーナーから続投要請を受けている。球団側も近日中に複数年契約を提示した上で話し合いを行い、正式に来季以降の契約を結ぶ方向となっている。

 会見の最後には来季に向けて誓った。「我々はリーグ優勝、日本一を目指してやってきて達成できなかった.申し訳なかった思いと、感謝の気持ちでいっぱい。今年の悔しさを晴らせるように。優勝、日本一を目指してやってきます」。金本阪神3年目で、13年ぶりのリーグ優勝を目指す。

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