岩貞 チェンジアップの問題点洗い直し復肩だ
阪神・岩貞祐太投手(26)が19日、来季の“復肩”へ強い意気込みを示した。今季は活躍が期待されながら、5勝10敗、防御率4・96。フェニックス・リーグで滞在中の宮崎で低迷の要因を探っていく。
シーズン終了からまだ2日目。成績が残せなかった要因を完全には総括できていない。ただ、現時点で岩貞は「今年はチェンジアップの抜けが悪かったし、どこに落としたいというのがはっきりさせられなかった」と問題点を口にした。
10勝、156奪三振をマークした昨季はチェンジアップがさえた。強い腕の振りが特徴だけに、緩く落ちる球は精度が高ければ抜群の威力を発揮する。
18日の会見で先発陣の誤算を問われた金本監督は、あえて藤浪と岩貞の名前を挙げた。その期待に応えるためにも左腕は「自分の悪いボールをはっきりさせたい」と目的を明確にした。
この日のロッテ戦(ひむか)は降雨中止となり、ダッシュなどで汗を流した。秋季キャンプで課題の克服を徹底するためにも、南国の地で今季不振の原因究明を急ぐ。