清宮阪神入団なら経済効果は約65億円 藤浪、斎藤佑上回る史上最大級
関西大学・宮本勝浩名誉教授が23日、26日に行われるプロ野球ドラフト会議で、過去最多8球団以上の重複指名の可能性がある高校通算111本塁打を放っている早実・清宮幸太郎内野手が、阪神に入団した時の経済効果を計算した。その結果、藤浪晋太郎投手(阪神・約44億円)や斎藤佑樹投手(日本ハム・約52億円)、田中将大投手(楽天・約35億円)入団時を上回り、史上最大級の約64億8975万円となった。
宮本名誉教授は「清宮幸太郎選手が阪神に入団した時の経済効果」という題名で研究を発表。清宮が阪神に入団し、開幕からレギュラーとして、もしくは代打出場など1軍の試合に出場し続けて、活躍することが条件であると分析している。
また、藤浪、斎藤、田中といった過去の有名新人選手の経済効果を上回る要因として、同教授の研究では1週間に1回程度の出場となる投手ではなく、野手である清宮は毎試合出場することが可能であり、どの試合に応援に行ってもその雄姿を見ることができることを挙げた。
もう一つはこれまでは都道府県レベルや地域レベルでの産業連関表を用いて試算してきたが、清宮の人気はもはや全国区であることを考慮し、今回は乗数効果の大きい全国産業連関表を用いたこと、などが主な理由であると述べている。