秋山 1年間フル回転へさらに肉体強化 「下半身の大事さ感じた」
今季、自己最多の12勝を挙げた阪神・秋山拓巳投手(26)が24日、肉体強化で来季のさらなる飛躍を誓った。秋季練習に参加した右腕は、ランニングメニューなどをしっかりと消化。「今年1年やって、下半身の大事さを感じた。大きい筋肉だけではなくて、それ以外の細かいところも強化してやっていきたい」と来季に向けた計画を明かした。
疲労は数字にも表れていた。シーズン終盤の9月は4試合に登板して勝ち星なし。月間防御率も5・14と調子を落とした。「疲れが取れなかったし、フォームにも粘りがなかった」と振り返る。初めて1年間フル回転し、課題は見えた。もう一度、先発ローテの一角として投げ抜くための体を鍛え上げていく。
投手陣には今後、秋季練習、秋季キャンプで、走り込みの量、下半身を使う守備練習などを多く盛り込んだメニューが課されていく。秋山は「しんどいけど来年のために」と前向きに取り組んでいくつもりだ。「走ることもそうだし、いろんな筋力を付けていく」と周囲と相談しつつ、試行錯誤を続けて“最強ボディー”を作り上げる。
香田投手コーチが「今年以上の成績?そうなってほしいね」と期待する右腕が、来季へ向けて走りだした。