金本監督 阪神の練習は「軍隊みたいじゃないよ」 秋季練習初日から4時間半指導も
阪神・金本知憲監督(49)が24日、秋季練習初日から4時間30分に及ぶ練習を敢行した。ただ、高圧的で強制的なスパルタ式ではなく、活気に満ちた練習を今後のキャンプでも継続する方針だ。
「君たちは厳しさ、厳しさと言うけど、鬼のように高校野球みたいなことをやらせてると誤解されるんだから、やめてくれる?(笑)。そんな、軍隊みたいじゃないよ、本当に。朝練だって、活気あるようにやらせてるから」
午前10時30分に始まった練習は、最後の個別練習を終えると午後3時に。「もう来季は始まってますから。競争も激しくなると思うし。だいぶ層も厚くなってきたかなとは感じるんだけどね。誰か抜けても、誰かで補えるとか。競争ですから」。来季に向け、この秋に選手を鍛え抜く。そこは間違いないが…。
「(厳しさが前面に出て)軍隊みたいなイメージが付いちゃってるけど、それはちょっと…。常に明るくやってるから。指名されたアマチュアの選手が『うわぁ…』とか思ったらどうすんねん(笑)」
笑みをこぼしながらの訴えとはいえ、あながち冗談でもない。26日にはドラフト会議が控えており、1位指名を表明している早実・清宮をはじめ、阪神に変なイメージを持たれたくない。明るく、厳しく、来季の優勝を目指して戦っていく。