大和FA権行使前向き「いろいろ話を聞いてみたい」
国内FA権の資格取得条件を満たしている阪神・大和内野手(29)が26日、権利を行使する可能性を示した。秋季練習の終了後、報道陣に対応し、「いろいろ(他球団の)話を聞いてみたいという気持ちもあります」と心境を告白した。
前日25日の練習後、球団との交渉の席に着き、「具体的な話をしてもらいました」という。複数年契約、宣言残留を認める方針などをあらためて確認した。「すぐ答えが出るものではないです。もともと、ずっと悩んでいたことなので。悩み抜いている、というのが正直なところです」と率直な思いを口にした。
高野球団本部長は「これまで何度か話をしています」と残留交渉の現状を説明。球界屈指の守備力に加え、今季はスイッチヒッターに挑戦して打率・280。阪神として欠かせない戦力だけに、今後も全力で慰留する。