ドラ1馬場200イニング目指す ケガに強く、スタミナ&調整能力に気迫も十分!

 阪神からドラフト1位指名された馬場皐輔(こうすけ)投手(22)=仙台大=が27日、宮城県柴田郡の同大学内で佐野統括スカウト、葛西スカウトらに指名あいさつを受けた。運命のドラフト会議から一夜明け、決意を新たにした「みちのくのドクターK」。体の強さを武器に、エースの証しとも言える“シーズン200イニング登板”を将来的な目標に掲げた。

 即戦力の呼び声高い右腕は少し迷いながらも、最後ははっきりと自らの考えを示した。将来、目指すべきは“シーズン200イニング登板”。馬場は「そうですね」と力強くうなずいた。

 過去には井川が02年から3年連続で達成するなど、エースと呼ばれる選手はこの200回という数字をクリアしてきた。阪神の日本選手では11年に能見が200回1/3を記録して以来、大台に到達した投手はいない。馬場は「まだ自分から大きい数字は言えない」と前置きしつつも、一つの目標として掲げた。

 鉄人・金本監督に抱かせた「タフ」な印象。それは、日々の努力のたまものだった。「体のメンテナンスにすごく気を使って大学野球をやってきた」。この4年間は自らの体を理解することに努め、ストレッチなどでケガに強い肉体を作り上げていった。

 葛西スカウトは「先発しても、(試合の)中盤から終盤にかけてスピードが落ちない」と馬場のスタミナを評価。さらに「春からこの秋にかけて、不調の時期がなかった」と、コンディショニング能力も高いとみている。

 柔らかな表情からにじみ出る温厚そうな性格は、マウンドに立てば一変する。「ピンチの時にギアを上げるというのは大事にしている」と馬場。得点は絶対許さない、と強い気持ちで打者に向かう。

 「ピンチになったら、命がけで、全力で投げに行くっていうのは自分のプライド。そこは自分のスタイルとして大事にしていきたいと思います」

 この日の指名あいさつに金本監督は同席しなかったものの、指揮官のサインが書き込まれた交渉権確定のくじを受け取り「実感が湧いてきました」と馬場。今後は新人合同自主トレが始まる来年の1月まで、これまで通りウエートや走り込みを徹底していくという。ケガに強い、豊富なスタミナ、そして調整能力と“イニングイーター”としての素質は十分にある。フル回転できるエースとなるべく、馬場が頑強さに磨きをかける。

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