ドラ3立大・熊谷 最終戦は4打数無安打「このオフ、死ぬ気で野球をします」
「東京六大学野球、法大1-0立大」(31日、神宮球場)
阪神からドラフト3位で指名された立大・熊谷敬宥内野手が、プロ入り前最終戦となる法大戦に延長の末、惜敗した。「7番・遊撃」で先発出場したが九回、1死満塁の好機で二ゴロに倒れるなど4打数無安打。リーグ戦も4位で終了し、「負けたので、悔しい思いしかないです。この悔しさを後輩たちに来年、生かしてもらいたい」と唇をかみ締めた。
それでも主将として戦った1年は、4年春に盗塁王を獲得し、59年ぶりの日本一も導いた。「自信になった1年。野球の能力がつきました」としながらも、九回の凡退には「ああいうところで決められたら信頼が得られる。決めきれなかったのは力のなさ。今後に生かしていきたい」と前を向く。
高校、大学でも日本代表として活躍。守備、走塁能力が高く、大学No.1野手として呼び声が高い。金本監督も高く評価し、来春の1軍キャンプ参加が濃厚だ。「守備、走塁、打撃、すべての面でレベルアップしたい。まだプロでは通用しない。このオフ、どう過ごすかが大事。死ぬ気で野球をします」と熊谷。即戦力として1年目から、1軍で活躍する覚悟を示した。