原口強肩発動!捕手再挑戦は上々発進 9カ月ぶりでも4回刺した
「阪神秋季キャンプ」(2日、安芸)
捕手再挑戦を表明している阪神・原口文仁捕手(25)が2日、今年2月の春季キャンプ以来となる捕手練習に参加した。午前中に行われたスチール練習でマスクをかぶり、二塁へ5度送球。4度盗塁を阻止するなど、順調なスタートを切った。
梅野らに交じって、原口がホームベースの後ろに座った。マウンドに小野を立たせて行う本格的な盗塁練習。約9カ月ぶりの捕手練習に「まあまあですね」と手応えを示しつつも、「まだまだできることはたくさんあるので」。その表情に笑顔はなかった。
一発目は送球が高く浮いてしまい、高山に二盗成功を許したが、それ以降は全て刺した。ワンバウンドが2度、ショートバウンドが1度あったが、「それは気にしていないです」と問題なしを強調。左右にはそれておらず、中谷、江越といった俊足をアウトにしてみせた。
山田バッテリーコーチは「まあできていたんじゃない。ぶっつけ本番でやらせたけど」とまずまずの評価。ただ、「本人も言っていたけど、若干太り過ぎ。もう少し痩せれば機敏な動きができる」と減量指令を与えた。正捕手奪取へ、原口が一歩ずつ階段を上っていく。