秋山 進化で“パワプロ”もレベルUP! 予定外ブルペン「球の質を上げたい」
「阪神秋季キャンプ」(3日、安芸)
阪神・秋山拓巳投手(26)が3日、予定していなかったブルペン投球を午後から行った。1球1球、丁寧にフォームを確認しながらの投球。「コントロールっていうより、今は球の質を上げていきたい」と秋季キャンプでの目標を掲げた。
ランニングメニューを終えた秋山がブルペンに現れた。まるで精密機械のように、球が次々と構えたミットに吸い込まれていく。右腕は「状態が良ければ投げたいなと思った」と、急きょ投げ込みを行った理由を説明した。
片山ブルペン捕手と軽妙なトークを交わしながらの33球。野球ゲーム“パワプロ”での秋山の能力が、開幕前とシーズン終了後とで、大きく成長していたことについての会話だった。そして、来年のさらなる“能力”向上を、同ブルペン捕手に期待される場面も見られた。
33球のうち「後半はいい感じが出た」と納得の表情を浮かべた秋山。悲願の優勝へ、右腕のさらなる進化を期待せずにいられない。