坂本 「体スキャン」で故障防止! 全試合スタメン有言実行だ

 阪神・坂本誠志郎捕手(24)が21日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万増の1600万円でサインした。来季の目標は、球団の捕手では10年の城島健司以来となる全試合スタメン出場。今オフは各方面の専門家を頼りに自身の肉体を“スキャン”し、開幕マスク奪取に向けた準備を進める。(金額は推定)

 譲れない、捕手としての志が会見場に響いた。横一線といわれるレギュラー争いを制し、坂本が目指すのは18年シーズンの全試合スタメン出場。目標を果たせば10年の城島健司以来、8年ぶり。「もっと、もっとやらないといけないというのが正直なところです」。虎の正妻を奪い取る。

 「スタメンで1年間、出続けることで新しく見えてくることもあると思います。そういう部分で、評価されないといけないポジションだと思っています」

 自己最多42試合に出場した今シーズン。打率・248とバットでも一定の手応えを得たが、故障に泣いた。開幕前に右手親指を骨折し、手術を経て1軍復帰したのは7月。定位置を手中に収めようとしていた9月は左脇腹の筋挫傷で離脱した。もう、同じことを繰り返してはいけない。

 ケガをしない、1年間フルに戦える屈強な肉体を作り上げることがオフの最重要課題。今季の活躍を評価され、手にした300万円の昇給は自己投資に充てるつもりだ。

 「自分の体について考え、見つめ直さないといけないと思っています。そういう専門の方にお願いをしたりして」。より専門的な施設で、体の各部位の筋肉量や筋力など全身をくまなく分析。その上で専門家の指導を受けながら、弱い部分を徹底的に鍛え上げる。バランスのとれた体になれば故障防止にもなり、そうすればまだ進化できる。

 「一番評価されて、一番状態がいいキャッチャーが開幕でマスクをかぶると思います。それがずっと続いていけば、ずっとスタメンで出られるので。そこに自分がいられるようにしたいと思いますね」

 梅野、岡崎、長坂、原口、小宮山、小豆畑…。ライバルとしのぎを削り、まずは自身初の開幕マスクに向けて突っ走っていく。言葉で、行動でチームをけん引していくのが扇の要というポジション。来季こそ、その椅子を不動のものにする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス