能見「トラックマン」使う 梅雨の6、7月成績ダウン分析へ

 阪神・能見篤史投手(38)が23日、来季から導入される「トラックマン」をフル活用していく考えを示した。ボールの回転数や角度などのデータが得られる最先端の測定器を駆使し、自身の調子の波を分析していく。

 阪神にもいよいよ導入されるトラックマン。能見は「せっかくそういうのがあるんだったら、参考にしたいですね」と活用に意欲をみせた。左腕のアンテナに引っかかった一つの理由として、好不調の波をデータで知ることができる点だ。

 「春先だったり、夏場、梅雨の時季。月によって数値は変化すると思うんですよ」と能見。体調はもちろん、湿気などによっても投球の感覚は微妙に変わる。その感覚の違いをデータによって可視化することができれば、おのずと修正ポイントも把握しやすくなる。

 能見のここ3年の月別成績を見てみると3、4月が最も安定しており、防御率2・96。5月も3・01とまずまずだ。最も悪いのが6月で4・70、7月も4・58という数字が残っている。来季からはこの「波」の分析が可能になるわけだ。

 「もっとバンバン投げている(若い)時にあれば」と悔しがる能見だが、左腕にかかる期待はまだまだ大きい。「トラックマン」の力を借りて、成績向上を目指す。

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