「阪神・山崎憲」決定 DeNAから戦力外…大和流出へ備え内野の人材確保

 阪神が、今オフDeNAから戦力外通告を受けた山崎憲晴内野手(30)を獲得することが26日、正式に決まった。近日中に発表される。内野全ポジションを守れる守備力が最大の魅力。経験豊富な中堅選手の獲得で戦力にも厚みが増す。

 山崎は2013年シーズンに内野全ポジションで出場。翌14年に遊撃の定位置を確保し115試合に出場した。だが、16年に左膝内側側副じん帯断裂。今季も含め2年連続1軍出場がなかった。球団は2安打したトライアウトでも動きを確認。安定した守備力も含めて戦力と判断した。

 依然として、国内FA権を行使した大和の去就は不透明。他球団流出に備え、内野手の人数を確保しておかなければならない。秋季キャンプでも西岡、大山ら7選手が二遊間を守るなど、固定しきれていないポジション。山崎の加入で競争はさらに激化する。

 1軍での経験、実績も含め、重要なピースを担うことになる。台湾左腕の呂彦青に次ぐ今オフの補強第2弾。来季13年ぶりのリーグ優勝に向けて、着々と戦力整備を進める。

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