大山は1000万増の2500万円でサイン「1年間、1軍で出られるように」
阪神の大山悠輔内野手(22)が28日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1500万円から、1000万アップの年俸2500万円でサインした。(金額は推定)
1年目の今季は、6月18日に1軍へ初めて登録されると、CS3戦目となる最終戦まで完走。75試合に出場し、打率・237、38打点、7本塁打の成績を残した。
プロ初安打が、初の本塁打。決勝点となる3打点をたたき出す衝撃的なデビューを果たした大山。9月1日には、虎の新人では53年ぶりの4番抜擢で先発出場し、その翌日にはリーグ分裂後初のルーキー4番弾を放つなど、存在感が光った。
CS第2戦では、阪神の新人ではCS史上初となる本塁打&猛打賞。ポストシーズンでは、プロ野球史上初となる新人での4安打をマークした。
それでも自らの課題については「全部です」と淡々。今オフは、秋季キャンプから二塁や遊撃にも挑戦しており、まだまだ可能性を秘める22歳だ。「規定打席に届いていないので。1年間ケガせずに1軍で出られるように、もう一回体を作っていきたい」。気を引き締め直し、2年目の来季へ準備を進めていく。