大山、全球団の全投手攻略や 勝負の2年目へ早くも誓った
阪神の大山悠輔内野手(22)が3日、来季へ向け全球団の全投手攻略への意気込みを語った。この日は秋田県で行われた「ベースボールクリスマス2017 in秋田」に植田海内野手(21)とともに参加。子供たちや集まった他球団の選手と笑顔で交流した。DeNA・今永からも警戒される若虎が、勝負の2年目へ突き進む。
来季打ち負かすべきは、全球団の全投手だ。プロ2年目の来季へ向け大山は「全部のチームのピッチャーを攻略していかない限りは、勝てないと思うので。しっかりやりたいと思います」と目標を掲げた。
すべてはプロ1年目を上回る成績を残し、チームを勝利に導くためだ。この日12球団から集まった選手は総勢27人。大山は「こういう機会はなかなかないので、何かきっかけがあるかもしれない。そういう時間を大切にしたいと思います」と意気込んだ。
イベント中には楽天・嶋やDeNA・今永と話す機会があったが、その今永は大山に最警戒態勢を敷いた。「(阪神打線は)ベテランの方を中心に打ち取るのが難しい打者がそろっている。そこに大山君が出てきたら、注意しないといけない」
今年、大山と今永の対戦は2度。7月25日の初対戦では3打数1安打。10月15日のCSファースS第2戦では2打数2安打で、そのうちの1本は雨の甲子園で左中間席へ放った一発だ。
数少ない対戦で嫌なイメージを植え付けられたとはいえ、相手もプロ。2018年は今永だけでなく、誰もが打たせまいと対策を練ってくる中で挑むシーズンになる。だからこそ「いろいろな選手と会話して」と、攻略の糸口をつかむために必死。子供たちと触れ合う表情は笑顔でも、その瞳に甘えはない。