虎の恋人ロザリオ独占インタビュー 韓国時代に選球眼アップ!日本での成功自信アリ

 阪神が獲得に乗り出している前韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)が2日(日本時間3日)、ウインターリーグが開催されている母国ドミニカ共和国でデイリースポーツの独占インタビューに応じた。「日本に関する質問には答えられない」と前置きした上で、異国の地・韓国での成功のカギとなった自身の“変化”を明かした。同時に新たなシーズンへの自信をのぞかせた。

 鋭い目つきときれいに整えられたあごひげ。威圧感たっぷりの風貌からは想像できない、キーの高い声とソフトな対応が印象的だ。レオネス・デル・エスコヒード戦開始2時間前のクラブハウス。準備の合間にデイリースポーツの取材に応じたロザリオの口調は、自信に満ちあふれていた。

 自信の根拠は2年間プレーした韓国で残した成績だ。通算打率・330。2年連続30本塁打、100打点。OPS(出塁率+長打率)は驚異の1・018だ。

 打撃フォームは米国時代とほぼ同じ。「ひとつだけ変えたことがあります」と明かしたのが「メンタリティー」だ。「ドミニカや米国では常に球速を意識しましたが、韓国では相手の配球。どの球種でストライクを取り、どの球種でボールにするのか。打席内での考え方が全く変わった」。日本での成功のカギとも言えるアプローチを身につけた。

 今季は目標に掲げた三振数の減少も実現。510打席61三振。「選球眼が良くなり、出塁率がアップした。韓国でプレーしたことで自分に必要なものを習得することができた」と胸を張る。

 言葉や生活習慣などすべてが異なる韓国でプレーすることは「不安だらけだった」とロザリオ。「僕をサポートしてくれた方々のおかげ」と謙遜するが、すべては適応力の高さがあってこそ。どこでもやれるという自信はあるか?との問いに「もちろん」と即答した。

 1日にアギラス・シバエーニャスの一員としてドミニカ共和国ウインターリーグ初参戦。いきなり決勝打を放って存在感を見せつけた。現在は開幕に向けてダイエットを敢行中。「体調はとてもいい」。ベスト体重の220ポンド(約99キロ)まで、あと10ポンド(約4・5キロ)だという。

 愛称は「ベイビー・ブル(雄牛)」。6年前、ロッキーズでメジャー初昇格を果たした時につけられたものだ。「とても気に入っている。日本でもどこに行っても、そう呼んでもらえるとうれしいですね」。いかつい顔をほころばせてロザリオが言った。

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