甲子園ベンチをマツダ風に改修 メジャー式バー設置、ベンチに段差も
阪神が今オフ、甲子園球場のダッグアウトを大幅に改修することが9日、分かった。マツダスタジアムのようにメジャー式のバーを前に設置し、2列のベンチに段差をつけ、どの位置からでもグラウンドの動きが見えやすくなるよう改善していく方針だ。
球団関係者は「計画が進んでいると聞いています。今オフに工事を完了して、3月のオープン戦から使えるように」と明かした。現在はダッグアウト内2列のベンチが同じ高さで設置されており、後方座席からでは前に座る選手が壁となってゲームの行方が見づらかった。
加えて選手にサインの伝達を行う高代三塁ベースコーチの位置から、ベンチ内から出されるサインが見えづらいといった問題点も浮上。「マツダスタジアムのようなイメージになります」と同関係者が明かしたように、座席の高さを変えることで諸問題を解決できる見通しだ。
また選手の快適性を向上させるために、冷暖房も完備される予定。屋外球場だけに、春先のナイターは寒さも厳しく、夏場は酷暑に見舞われる。少しでも選手の疲労感を取り除き、プレーに集中してもらうために-。新しいダッグアウトへと生まれ変わる。