名球会のイベントでハワイに滞在している阪神・金本知憲監督（４９）が１４日夜（日本時間１５日）に、福留孝介外野手（４０）と鳥谷敬内野手（３６）の３人で食事会を開いた。一夜明けた１５日、指揮官はそこで２人に対して直々に、改めてチームのリーダー役としての働きを求めたことを明かした。

　「勝つ喜びとかを伝えていってほしい。（２人に）期待というよりは、チームを引っ張っていってほしいとは伝えた。それは（２人とも）分かっていることだけどね」

　現地時間１２日から始まった名球会のイベントも、３人が参加するものは１４日をもってすべて終了。その夜に時間を合わせ、ホノルルのレストランでテーブルを囲んだ。オフに入ると時間を合わせるのが難しくなることもあり、同時にハワイに滞在しているこのタイミングを逃さなかった。

　指揮官の２人への信頼は厚い。１１月２２日の球団納会後、福留、鳥谷、糸井の３人に関して「今のところ普通に順調にいけば、彼らは開幕スタメンに、間違いなくあると思うしね」とレギュラーとしての信頼を強調。来季も変わらずチームをけん引してもらいたい。

　若手の育成を進めながら優勝を目指すためにも、経験豊富で軸となる主力の活躍は不可欠なもの。南国の地で、来季につながる実りある時間を過ごせた。