坂本“先生”の夢は2020年東京五輪 まずは日本一貢献だ
阪神・坂本誠志郎捕手(24)が20日、東京都練馬区立南田中小学校で行われた「JFAこころのプロジェクト 夢の教室」に先生役として参加した。現在は、ドラフト1位・馬場(仙台大)ら新加入する投手の映像を見て特徴などを研究中。教壇に立ち、5年1組27人の前で、2020年東京五輪出場という夢も明かした。
無邪気に笑う少年少女を見て“坂本先生”は勇気をもらった。来季こそ定位置を確固たるものにし、日本一に貢献したい。「馬場や、(ドラフト2位の)高橋遥の映像を見たりはしています。自分から声をかけていきたい」。新助っ人のモレノも含め、既に予習済みだ。一足早い準備が、捕手としての引き出しを増やすことにつながる。
今季は自己最多42試合に出場。「自信になりました」と話す一方、左脇腹痛などで故障離脱したことには悔しさが残った。梅野、原口らライバルとの争いを制し、正捕手の座を奪うことが今の目標。その先に、大きな夢が待っている。
「全然レギュラーでもないし、『そんなこと言って…』と言われるかもしれない。でも一つの夢と捉えて、そこに向かっていくのはいいことだと思う」
教壇に立ち、黒板に記した文字は「オリンピック」-。坂本は子供たち一人一人と握手を交わし、教室を後にした。「悔しい思いを大事にしてほしいし、それを糧に大きくなってほしい。一つ夢をかなえると、また次の夢が出てくる」。表情は晴れやかで、また闘志に満ちあふれていた。
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