Vキーマン藤浪 護摩行でよみがえれ! 池口大阿闍梨「やらせたい」
高野山別格本山「清浄心院」の池口恵観大阿闍梨(81)が20日、京都市内のホテルで相談会を開催した。親交の深い阪神・金本知憲監督(49)にエールを送ると同時に、来季の巻き返しを期す藤浪晋太郎投手(23)へ「護摩行のススメ」を説いた。
3年目を迎える金本阪神が優勝するためには、右腕の復活が必要だ。池口氏は「あの子をちょっとやらせたいんだけどね」と藤浪に「護摩行」に臨むよう勧めた。
今シーズンは球場へ足を運び、阪神戦を何度か観戦したという。「あの子がしっかり立ち直ってくれればいいんですけど」。燃えさかる炎の前で、生死の境目を感じてほしい。藤浪に光るものがあるからこそ、「プロの世界だから、抜きんでるためにはそれくらいの気持ちを持って進んでいかないと」と熱いメッセージを送った。
すでに金本監督には「会わせてほしいと言っているんだけどね」とアプローチしていることを明かした。同時に、藤浪が命がけの護摩行に難色を示すようなら「他にもやり方はあるからね」と、無理強いはしない考え。精神力を高めるための別の修行を用意する。
池口氏は、勝てるチームは「オーラのある人」がチームを引っ張っていると言う。「光りのあるものには、いいものが集まってくるからね」。その好例が新井らを中心に結束する広島だ。愛弟子の金本監督に「優勝してもらいたい」と強く願った池口氏。赤ヘル軍団を倒すためには、まばゆいオーラをまとう藤浪の復活が不可欠だ。