才木“桑原スライダー”習得や 秋季Cで香田コーチから伝授、感触に手応え
阪神の才木浩人投手(19)が21日、“桑原スライダー”習得へ意気込みを語った。「140キロは出したいですね。ああいうスライダーが理想なので」。掲げたのは、桑原の武器“真っスラ”だ。まだ、実戦では投げていない新球を今オフにじっくりと磨いていく。
新しい指針は、課題に取り組んでいた秋季キャンプ終盤に見えた。香田投手コーチから伝授されたのが始まりだ。「球速が速いスライダーを習得したいと思っています。キャンプから香田さんに教えてもらっているのもあるので、自分でこういう軌道かなとイメージしながらやっています」と話す。
まだキャッチボールの中だけでの取り組みだが、感触の良さに表情も少し緩む。「僕の感じでは、そこまで悪くない。コントロールとかキレとか、全体的にレベルは低いですけど、しっかり上げていければ、何とか使えるようにはなるんじゃないかと思います」。コースをイメージしながらの練習で徐々に手応えをつかんでいる。
この日は伊丹市社会福祉協議会のイベントに参加。6日に揚塩社長の社会貢献についての講義を聴き、参加を志願した。新球を自分のモノにし、投球の幅を広げる。来年は確かな成長の跡を記し、自信を胸に再登壇する。