鳴尾浜にも「トラックマン」 最新機器導入で虎の穴進化
阪神が、今オフに弾道測定器「トラックマン」を2軍の本拠地・鳴尾浜にも設置する方向であることが26日、分かった。主目的は、未来に向けた若手育成の基盤となるデータを抽出すること。来年のウエスタン・リーグ開幕までに稼働させ、測定を始める。
「トラックマン」とは軍事用レーダーシステムを応用し、打者のスイングスピードや投手のボールの回転数などを正確に測定できる装置。選手の状態把握、他球団分析などを目的に甲子園にも設置する予定となっている。
既にソフトバンク、楽天など複数球団が1、2軍両方の球場に同測定器を設置している。球団関係者は「個々の育成方針がより明確になる」と説明。最新鋭の機器で虎の穴も進化する。