岩田、鯉キラー襲名や 自ら選定ベストナインに4人、強さ承知の上
阪神の岩田稔投手(34)が26日、来季開幕ローテ入りに向けて、鯉キラー襲名を誓った。足攻めを封じ、打倒・広島からローテ定着を狙う。年明けの自主トレは米アリゾナから、心機一転して沖縄で行う予定。単独の武者修行から“1軍完走”を見据える。この日は大阪府堺市の「スポーツサクライ堺店」で、契約するニューバランス社主催のイベントに参加した。
目を輝かせた子供たちが、何度もどよめきの声を上げる。イベント内で行われた、岩田が選ぶ12球団ベストナインのコーナー。強調したのはリーグ連覇した広島の強さだ。肌で感じたからこそ分かる攻撃力。筒香(DeNA)すら入らなかった9人に、4人の名を記入した。
迷わず一塁に選んだのは新井。元チームメートで、広島移籍後は「打ち取るのに一苦労」と言う。二塁は菊池。卓越した守備力だけでなく、2番打者の攻撃力を警戒する。「どこを攻めていいか分からないですから」。意外性も怖さの一つだ。
左翼にMVPの丸、右翼には鈴木。リーグ連覇の立役者らだが、「筒香、大島」-と叫ぶ子供にとっては、意外な結果になったようだ。今季は球宴明けから先発ローテに入り、7月27日・DeNA戦で676日ぶり勝利。広島戦は3試合で防御率3・18と粘った。
「足のプレッシャーがすごいチーム。そこを封じていきたい」
2018年は開幕ローテ入りし、1年間の死守を誓う13年目シーズン。対策は用意してある。4年続けた米アリゾナでの自主トレを沖縄に変更。単独で武者修行に励む。「広島は強いですから。続けていかないことには信頼を得られない」と岩田。誓うのは“シーズン完走”。鯉キラー襲名でリーグ優勝に導く。
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