阪神の岩貞が熊本復興支援 5勝分の50万円、軟式ボールなどを寄贈
阪神・岩貞祐太投手が27日、熊本県庁で行われた「義援金贈呈式」に出席した。今季の開幕前に1勝につき10万円の寄付、1奪三振につき軟式ボール1ダースを寄贈することを発表。今シーズンは5勝を挙げており、50万円を送った。
故郷の風を全身に感じ、また復興支援の思いを強くした。「去年の年末に帰ってきた時は近所の家も倒れていて、そのままで…。本当に胸が痛くなる光景ばかりだったんですけど、今年帰ってきたら(復興が)進んでいて。更地になっていたり、新しい家が建っていたりして、着実に少しずつ復興していることにホッとしています」。同席した小野泰輔副知事にも激励され、逆襲を期す18年シーズンへと気持ちを向けた。
その後は、熊本地震で大きな被害を受けた上益城郡益城中学校に移動。熊本地震復興支援「野球ボール贈呈式」に出席し、今季の93奪三振分の軟式ボール93ダースを寄贈した。「しっかり、来年のモチベーションになります」。来季以降も支援活動を続けていく予定。愛する故郷のため、さらなる飛躍を期す。