ドラ1馬場、開運入寮 故郷の宮城、塩竃神社のお守り&置物持参

 阪神の新人7選手が6日、鳴尾浜の選手寮「虎風荘」に入寮。目を輝かせ敷地をまたぐと、おのおのが思い出の品を寮内へと持ち込んだ。ドラフト1位・馬場皐輔投手(22)=仙台大=は、心身ともに御利益のある“お守り”を持参。心の支えと体のケアを忘れずに「1軍のマウンドで投げられるように、初勝利もできるように」とルーキーイヤーの目標を語った。

 優しく笑った。故郷・宮城から遠く離れた関西へ。それでも、馬場にはホッとできる“支え”があった。「神様も見てくれるんじゃないかな」。そう話すと、前を見据えた。地元から持ち込んだお守りをそっと、握りしめて-。

 宮城県塩釜市内にある、塩竈(しおがま)神社。松島湾や千賀ノ浦を眼下に見下ろす、一森山の頂上に位置しており、一直線に続く202段の石段が有名だ。ここは馬場が小中高時代、仲間とトレーニングに励んだ愛着ある場所でもあった。

 「(関西に)来る前に初詣行って、お守りを買ってきた。こっちに来るので、心の支えというか、これがあるから大丈夫という部分はあるので。(故郷の)塩釜も忘れないというのも含めてです」

 持ち込んだのは2種類のお守りだった。家内安全、商売繁盛と書かれたお札に、開運と書かれた犬の置物。「(験担ぎは)大事にしています」と笑顔で話した。

 そんな馬場は、体の“お守り”も忘れていなかった。ストレッチボールを含む、いくつかのストレッチ道具を持参。「やらないよりはした方が、ケガもしにくいと思うので」。大学時代から大事にしてきたストレッチの習慣を、今後も継続していく。

 8日からは新人合同自主トレが始まる。「しっかり自分のペースを作って、1軍のマウンドで投げられるように、初勝利もできるように。まずは一つずつ階段を上っていくような形で、しっかり地に足をつけてやっていきたい」と意気込んだ。

 202段の石段を踏みしめ、お守りを手に関西へと乗り込んだ。次はプロの世界での階段を上がっていく。一歩ずつ、馬場のペースで確実に。

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