ロサリオ 2・7紅白戦デビューへ 開幕4番へ超速スピードで実戦経験

 阪神は8日、兵庫県西宮市内のホテルでスタッフ会議を開いて春季キャンプの人選や日程の確認などを行い、金本知憲監督(49)は新外国人のウィリン・ロサリオ内野手(28)を2月7日のキャンプ最初の紅白戦に出場させる可能性を明かした。1日も早く日本の投手に慣れさせることが狙いで、支障がなければ新助っ人が異例の早さで実戦デビューを果たす。

 4番の筆頭候補であり、今季のチームの行方を左右する存在だからこそ、開幕には万全の状態で挑んでもらいたい。今年初めてコーチ陣が一堂に会したスタッフ会議を終え、金本監督がロサリオのキャンプでの調整プランに関して言及。いきなり最初の紅白戦で実戦デビューさせる可能性を明かした。

 「慣れないとあかんから。ファーストを予定してるから、投内連係とかもあるし。日本のピッチャーに少しでも慣れるに越したことはないから、割と早めに紅白戦に出るかも分からん。もちろん、これは本人の意思に沿いますよ」

 現状、キャンプ最初の紅白戦は、2月7日の第2クール2日目に行われる予定。出場を強要するわけではなく「問題なければ出た方がいいんじゃないかなと。本人が(まだ試合は)ちょっと…と言えばそれは配慮しますけど」と話すが、実際に出場となれば、異例のスピードでの実戦デビューとなる。

 このプランの狙いは、日本の野球に1日でも早く慣れさせること。同じアジアの韓国でプレーしていたとはいえ、日本とは違いがある。異なる環境への適応は活躍する上で必要不可欠。実戦感覚に加え、肉体面のアジャストも重要で、そこにも注意を払っていく。

 「結構太っとるから。絞らないといけないかもしれない。言えば、真面目な選手だから絞ってくるとは思うけど。(絞る必要があれば)そういう指示は出そうかなと思ってる。(どれぐらい絞るかは)分からん。もう絞ってるかもしれんし。まだ見てないから」

 太り気味であるというのは最新の報告によるものではなく「去年のシーズン中とかかな。でも、言えばやる選手だから」と話す。オフの状態を監視しているわけではなく、来日までに関係者を通じて注意を促す考えがある。キャンプでの調整は来日後の状態を見て判断するが、真面目な性格であるため、大きな心配はしていない。

 「まあ、こっちが言わなくてもやってくる選手だと思ってるし」と金本監督。4番の筆頭候補で、やってもらわないと困る選手。細心の注意を払うのも、すべては大きな期待の表れだ。

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