小野“今永様サマー”で夏バテ防止 同郷先輩から「食事しっかり」助言
阪神・小野泰己投手(23)が11日、同郷のDeNA・今永の背中を追いかけていくことを誓った。昨年末に地元の北九州市で昨季11勝の左腕と自主トレをともにし、刺激を受けた2年目右腕。貴重なアドバイスを糧に、今季に生かしていく。
鳴尾浜でのトレーニングを終えた小野は、ハマの若きエースと昨年12月末に練習したことを明かした。一緒に過ごした時間は1日だけだったが、夏場の乗り切り方についてヒントをもらったという。「夏場とかにバテたりしてしまったんで、食事とかそういうのをしっかり取る方がいい」。小野にとってシーズンを開幕からフルで投げ抜くことは未知の世界だが、今永の言葉を参考に、今季は年間通してのフル回転を目指していく。
折尾愛真高時代、小野にとって一つ年上の北筑高・今永の存在は地元で「めちゃくちゃ有名でした」と振り返る。そんな偉大な先輩と過ごした有意義な時間。勝負の年となる今季へ向け、「とてもいい時間になりました。すごく活躍されているので、そこを目標に頑張りたい」と目を輝かせた。
シーズン開幕までに「去年1年を経験して、自分の感じたこともありますし」と、変化球の精度向上など現段階の課題をつぶしていく。さらに「今年試合で投げてみて分かることもあると思うので、そこも課題として一つ一つやっていこうと思います」と日々、自らを高めていく覚悟だ。今永級の活躍へ、小野の戦いはもう始まっている。