ドラ1馬場、体調不良でリタイア1号…でも軽症にホッ 17日から再合流へ
阪神のドラフト1位・馬場皐輔投手(22)=仙台大=が14日、鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレを体調不良で欠席した。インフルエンザではないもようで、この日と15日は大事をとり静養に努めることに決定。リタイア1号となってしまったが16日の休養日を挟み第3クール開始の17日から再合流する見込みだ。
午前10時。ビブスを着用した新人選手が球場に入ってきた。だが、ドラフト1位右腕の姿がない。すると、すぐに「体調不良のため、今日は屋内で別メニュー」との広報発表がなされ、馬場のリタイアが判明した。
前日の13日には、ノック中に大声を張り上げるなど、元気にトレーニングに励んでいた。新人合同自主トレの指揮を執る伊藤トレーニングコーチは「疲れが出たんじゃない。熱も下がっているみたいだし」と、比較的軽い症状であることを示唆した。
インフルエンザの疑いについては「ないない。だったらもっと大ごとになっているよ」と否定。隔離などの処置は特にない様子で、「次のクールから来られれば」と、第3クールが開始する17日から自主トレに復帰する見込みであることを明かした。
思わぬアクシデントに見舞われた馬場はこの日、寮内で静養に努めた。即戦力として期待されるだけに心配は募る。自主トレ初日には「焦っても何も変わらないと思っている。背伸びしないで一つ一つ」とマイペースを強調していたが全てが初めてのことだらけ。自然のうちに疲労が蓄積してしまうのも無理はない。
調整遅れが心配なところだが、早く体調を元に戻し、元気な姿でグラウンドに復帰して巻き返せばいい。