ドラ1馬場 秋本走法マスターで動作修正、投球もレベルアップだ!
阪神のドラフト1位・馬場皐輔投手(22)=仙台大=が19日、走塁改革でレベルアップすることを誓った。臨時コーチとして招へいされた走りのスペシャリストである元陸上選手の秋本真吾氏(35)からのフォーム指導を受け、野球の動作にもつなげていく考えを示した。
走るフォームを見直す機会は、学生時代にはなかったという。「理想の走り方を習得していければ、いろいろな動作につながっていくのかなと思います」と、投球にも結びつけたい考えだ。
走り方の修正が、野球選手の動きに好影響を及ぼす可能性について、秋本氏は「あるんじゃないかなと思います」と見解を示した。その例として、現在指導するソフトバンクの内川が打撃や守備に応用し始めていることを明かした。
他の新人選手とともに、走っては映像を確認し、秋本氏の講義を聴く。それを約2時間繰り返した。「自分では気づかない部分はたくさんあると思うので、勉強になりました」と充実感を漂わせた。
秋本氏は馬場について「直すところが多い印象」とし、足の着地の仕方を問題点に挙げた。前へ進む意識が強すぎるあまり、逆にスピードを殺してしまっている走り方だ。
馬場本人は“秋本走法”習得に意欲的。投球のレベルアップに結び付けるだけではない。投手はランニングメニューが多いだけに、正しい走法を身に付けることは故障防止にもつながる。さまざまな角度から成長のヒントを探っていく。