張本氏、糸井の上半身ムキムキ化に否定的「打撃は下半身。筋肉は良くない」
野球評論家の張本勲氏が21日、TBS系「サンデーモーニング」の人気コーナー「週刊・御意見番スポーツ」に生出演し、プロ野球選手の筋トレについて私見を述べた。
ボディビルダーのような筋トレで上半身ムキムキ姿となった阪神・糸井嘉男外野手について、張本氏は「最近の子は、野球以外のことをやりたがるね。筋肉なんかはね、良くないんですよ。やっぱり下半身で打ちにいかないと。最近はボディビルしてね。レスリングの選手じゃないんだから、野球だから、野球に関係のある練習をしてもらいたいわね。変なところに筋肉がつくと、スイングに邪魔する場合が多いんですよ」と野球選手の筋トレに否定的なコメントを並べた。
MCの関口宏が「筋肉ついて飛びそうじゃないですか」と指摘すると、「それは素人考え。専門家から言ったらいいことじゃない。長い目で見たらやっぱり下半身で打っていかないと。やっぱり長い目で見たらああいう筋肉の付き方はよくない」と、通算3085安打、首位打者7回の経験から、打撃論を説いていた。