金本監督、西岡は遊撃スタート 流れの中でのプレー、メリット…久慈Cの意見に同調
阪神の金本知憲監督(48)が27日、左アキレス腱断裂からの完全復活を目指す西岡剛内野手(33)について、春季キャンプは遊撃の守備位置からスタートさせる方針を明かした。
前日26日に久慈内野守備走塁コーチがサンテレビ「熱血!タイガース党」に出演し、「去年の秋季キャンプではセカンドよりショートの方が動きはね。そら、純粋な動きの方が彼も楽というか」と語った。それを受けた指揮官も「俺もそう思う」と同調する姿勢を示した。
カバーする守備範囲や動き方はセカンドよりも広くなるが、流れの中でプレーすることができるのはメリットの一つ。西岡はロッテ時代に遊撃を守った経験もあり、07、10年と2度のゴールデングラブ賞に輝いている。
動きのキレやスピード感は懸命なリハビリの末、当時のレベルまで戻ってきつつある。加えて投手への声掛け、けん制球のタイミングなど、二遊間に西岡がいるからこそのプレーが随所に出てくるのはチームにとってもプラスになるはずだ。
唯一、懸念材料があるとすればスタミナ面。金本監督が「しんどさは違うと思うしね」と語ったように、ゲームに出続けられるかが一つのカギになる。それでも苦しいリハビリを乗り越え、もう一度輝きを取り戻そうと励む西岡なら-。乗り越える力は間違いなく、ある。