新助っ人ロサリオがスーツで決めて入団会見「打順は何番でもいい」
阪神に新加入したウィリン・ロサリオ内野手(28)が28日、関西空港着の航空機で来日し、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。
8分遅れでのスタートとなったが、谷本球団本部長は「みなさんにお会いするのに、ぜひスーツで行きたいと言うので着替えに時間がかかりました」と説明した。
グレーのスーツにブルーのネクタイをビシッと決め、アクセサリーにも気をはらった姿で会見場に現れた助っ人。笑顔とスーツがすてきとインタビュアーに褒められると「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。
「本当にうれしく思っている。みなさんによくしていただいて、家族の一員になれたと思います」と現在の心境を明かしたロサリオ。阪神を選んだ理由については「韓国にいたときから日本の野球には興味を持っていた。チームを助けてくれと言われたので、そこが一番です」と言う。
メジャー通算71発の長打力が魅力だが「強い打球を打つだけでなく、パワー、コンタクト、打点を意識してやってきた。4番が大事と言うより、監督が言われたところで仕事をする。打順は何番でもいい。監督が言われたところで仕事をすることが一番」と力を込めたロサリオ。日本の投手については「スカウトの方にビデオをもらって拝見したけど、すごくコントロールがいいし、スピードがある。試合に入ったら1打席、1打席、しっかり考えながらやりたいと思っている」と意気込んだ。
愛称については「ドミニカでは“トロ”と呼ばれていた」と明かしたロサリオ。現地では「闘牛」という意味で「ちょっとだけパワーがあるので、そう呼ばれているのかな」と語った。